bh 飯島由敬・著書ご紹介–
家賃節約には、家賃発生月の交渉が重要!
店舗開業を目指しても、出店希望の地でなかなか適合する物件に巡り会えないもの。
ようやく見つかって不動産屋に「ここで借りたい」という宣言だけで進めていくと早速物件契約の手配に進むことになります。
不動産物件の契約といえば、敷金、礼金、仲介手数料と共に、初月の前家賃が加算されます。
好物件を探し当てた興奮から一気に手続きを進めると、早速家賃が発生してしまいます。
どんなに素晴らしいアイディアと計画性を持っていたとしても、まだ店が実態を伴っていない状態での家賃の支払は、無駄な出費です。
このような場合、誰でも家賃の流出を最小限にするため、「超特急で店を完成させなければならない!」という状況に直面することになります。
これでは、「じっくり腰を据えてお店づくりをしていく」という基準を持つことができず、「家賃が無駄になる月日を最小限にするための店作り」が始まります。
このような流れに乗ってしまうと、とにかくいい加減な店になってしまいます。
この流れに乗らないためにも、まずは、この最初に払うべき「前家賃」を何月分の家賃として支払うのかをしっかり不動産屋と交渉すべきです。
開業では、ほとんどの場合、公的融資を申し込むことになり、工事期間だってどんなに頑張っても1ヶ月はかかります。
その工事期間の前に、当然のことながらじっくりと練りに練ったデザイン設計の打合せが必要です。
自分が長年夢に見て描いてきたビジョンを実現化させるためにも「設計に1ヶ月」、「工事に1ヶ月」、「開店準備に2週間ほど」、「合計2~3ヶ月」程度の期間は絶対に必要であることを認識しておきましょう。
また、融資に関しても申請してからきちんと貸してもらえるという段階に至るまで、早くて1ヶ月、長ければ2ヶ月以上かかってしまうこともあります。
不動産屋には、事前にこれらの事情を説明し、家賃発生月を遅らせてもらう交渉が重要です。
「この物件で開業をしたい!」という意思表示。
それと同時に「これから借入の申請を行って、借入の決定が出てから工事着工なので、いきなり初月から家賃を取らず、できれば2ヶ月後からの家賃発生にしてくれませんか?」と交渉してみましょう。
たったこれ一つの交渉が成立しただけで、家賃の2ヶ月分の出費が節約されることになります。世の開業者さんは、このシンプルな法則に気づかず無駄な家賃を2~4ヶ月無駄に払っていることが多いのです。
結果的に交渉に応じてもらえないかもしれませんが、まずは交渉してみなければ結果はついてきません。交渉の重要性を肝に銘じて計画に進みましょう。
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