bh 飯島由敬・著書ご紹介–
「客を待ち続ける姿勢」だけでは経営者としてはつとまらない!
技術者・職人から開業オーナーを目指した方は、日々精進してきた気質からか、どちらかというと「ひたすら店内でお客様を待ち続ける人種」ではないでしょうか?
けれども、「ひたすら店内でお客様を待ち続ける人種」では、経営者としては問題ですよね。
「グイグイ営業のスタイル」=「100」とし、
「ただただ来客を待ち続けるスタイル」=「0」とした場合、
せめて60ぐらい、やや営業寄りの姿勢を持ち得ていないと、独立開業後、経営者としてはつとまりません。
もちろん、居酒屋の兄ちゃんや、夜の街の客引きみたいに「グイグイと路上に出て客引きしろ」と言っているわけではありませんよ(笑)
自分の店の良さ、特徴、素晴らしさ、を外部に向かって「知らせる」「教える」という姿勢が重要です。
仮に単価がやや高額であったとしても、「何故、自分の店はやや高額なのか」
その理由を、まだ出会っていない何も知らないお客に知らせていく活動、教えてあげる活動に意識を向けるべきだということです。
外に向かって発信していく広報活動の方法は様々。
チラシ、パンフレット、リーフレット、クーポン、ニューズレター・・・などの紙媒体。
SNS、ホームページ、ブログ、・・・などのネット媒体。
これら広報手段は、一方的に発信して待っているだけの「受動的に、ひたすら反応を待つスタイル」
さらに、一歩進んだ上のレベルの広報活動だと、特定の客に絞りこんでのアプローチ。
紙媒体でいえば、DM。
ネット媒体でいえば、メールマガジン。個別の客へのダイレクトメール。
これらの広報活動は「能動的、積極的に知らせるスタイル」
このように、広報、販促の方法では、
「能動的、積極的に知らせるスタイル」
「受動的に、ひたすら反応を待つスタイル」
この2極が存在します。
どちらに偏りすぎてもダメですが、
「わずかながら能動的」
「どちらかと言えば能動的」
「わりと能動的」
これぐらいの「さりげない広報」が技術者・職人さんから開業オーナーになった方には向いているように思います。