bh 飯島由敬・著書ご紹介–
広報活動における「SNS」「ブログ」の力
広報活動に欠かせないのが「SNS」や「ブログ」。
今の時代、お客様のほとんどは、お店を探す際にインターネット上の情報を閲覧した上で来店の決意を固め、予約という行動につなげていると思いませんか?
スマートフォンの普及により、ほとんどの客は、いわば小さなパソコンを持ち歩き、あらゆる検索、店探し、店の特徴、料金などを手軽にチェックしています。
すでに当たり前となったこの状況に対する対策をお店側が行っていないというのは問題ですよね?
これからのお店は、このネット戦略にしっかり意識を持ち、精力的に自分の事を情報発信していかないといけません。
ところが、こうしたネット広報やネットを駆使した販促活動が非常に苦手な人たちも多いですよね。
私がよくサポートしている理美容師さん達は、特に苦手な人が多い印象です。
こうしたパソコンをはじめ機械類の扱いが苦手というよりも…「今まで、一度も使ったことがない」という人が、とても多い。
そうはいっても、今の世の中、インターネットを一切使わないということは、自分のお店の良さ、特徴、強みを知らせることが出来ない状態です。
できないから…苦手だから…などどいっている場合ではありません!
さて、このネット戦略についてですが、もちろん「ホームページ」は重要なアイテム。
しかし、それ以上に重要なのが「SNS」や「ブログ」なのです。
ホームページとSNSやブログの違いって、何でしょう?
ホームページはいわば「お店の電子パンフレット」
料金体系、施術メニュー、地図など、まさしく営業色満載で「売り込みツール」
一方、SNSやブログは、営業色とは別の次元の要素。
自分自身の人柄、関心ごと、日々考えていることなど「自身の人格を周りに知らせるツール」
お客様がお店を探している際の心理状況を想像してみましょう。
まずは、ホームページを確認。
料金やサービス内容を確認してみたけど、本当にその店でよいのかなぁ…と、誰でも最初の段階は、悩みながら探しているはず。
例えば、理美容室なら…
オーナーやスタイリストの目指していること、得意技などはもちろん、
その店が自分の悩みや要望に合致するだけの技量を持ち合わせているかどうか?
自分と良い関係が築けそうか?
また、どんな考えで日々サロンワークをしている人物なのか?
このような様々な部分をチェックした上で、
この店なら大丈夫かも。
この人になら任せても良いだろう。
と、心を決めて来店という行動をおこします。
この、ホームページだけでは表現できない、
「日々、どういったことを考えている人(お店)か確認してもらうツール」
として、SNSやブログが大変有効なのです。
世の中の店舗では、
「SNSやブログを駆使して広報活動しながら運営している店舗」と、
「一切それらの活動をしていない店舗」では
実際の来客の勢いは大きな差として結果が変わります。
もし、独立開業を目指すなら、開業前からSNSやブログを書く習慣を持つようにしましょう。
自身の店舗の広報活動の大きな力として精力的にSNSやブログを使っていくことが重要!
そういうのって苦手で、やったことないんです。…という発言をよく聞きますが、いやいや、「習うより慣れろ」です。
何事も初めての時は大変ですが、慣れさえすれば、何てことはないもの。
例えば、将来、まだ一度も会ったことない客が突然来店し、
「先週、くせ毛の矯正の講習に行っていたんですよね?その記事を読んで、くせ毛の矯正に凄く意識を向けている人がやっているお店なんだなぁと感じたので、思い切って来店してみました」
とか
「これ、有機栽培のお野菜なんですよね?この前、仕入れ先の農家での収穫作業を手伝ったって書いてたんで、気になって食べに来たんです。」
どうですか?、初対面の人がこんなことを発言したら絶対に感激するはず。
SNSやブログを多く書いているお店のオーナーさんは、このようなことを幾度も経験しています。
こんな出来事、1度でも経験すれば、もうSNSやブログを辞めれなくなるはず。
これからのお店は、SNSやブログでの広報は絶対条件なのだと考えておきましょう。