オープン時、心身共にベストコンティションであれ!

私が開業の際に、最も重要なことの一つとしてお伝えしている事があります。
それは「オープン初日に疲れ果てた状態ではいけない」ということ。

再来店の決め手は、「技量」より「店員への好印象」

新しくお店をオープンしたら、今後の新規客と初対面をする日々の連続です。
新規客というのは、最初の来店がそのお店とオーナーさんとの初対面となります。
「またこのお店を利用しよう」
「今回限りでもうこの店はやめよう」
結果はこの2択しか無いのです。
これを決める要素は施術の技量が持つ比率より、格段にオーナーさんや店員の印象によって決められるものです。

試合前のスポーツ選手のように、ベストコンディションでOPENすべし

開業の準備というのは神経的にも肉体的にも本当に大変で、開業まで漕ぎ着けるまでに本当に消耗の連続。
様々なやり残しやテンパった状態で新規客と出会うということは、せっかく来てくれたお客様が将来の再来客になるかどうかを大きく分かつ重要要素です。

ボクシングの試合などで解説者がリングにあがる選手を見て
「良い仕上がりですね~。非常に充実した顔をしてますよね。今日はやってくれそうな気がします!」
こんな発言をしています。これ非常に重要なことですよね。

ベストなコンディションで本番を迎えることの重要性はスポーツの世界でも共通です。
開業者さんであっても、オープン初日というのはリングに良い仕上がりで上がる選手と同じことが言えるわけです。

計画に着手したら3~4ヶ月は緊迫の日々

店舗開業というプロセスでは、事業計画の立ち上げから、収支上の採算性チェック、不動産探しから始まり、融資の申請、旧店舗の退職宣言、仕入れのための打合せ、店舗の設計から工事の打合せ、そして完成したお店に陳列する備品類や家電の買付け、営業許可を取るための保健所等役所への相談、技術講習、もちろん広報活動・・・

計画に着手したら最低でも3~4ヶ月は緊迫の日々を過ごして進めていくことになります。
独立開業は、ほとんどの開業者さんは初めての経験であるわけで、本当に開業時には疲れ果ててしまっているはずです。

余裕を持ったスケジュールで開業を目指すべき

そんな状況すらも事前に想定しつつ、開業直前には忙しいのだけれどもテンションを整える。身体を休める時間を確保する。

オープン時に魅力的な自分でいられるように、余裕を持ったスケジュールで開業を目指すべきなのです。
これ、もちろん、言うほど簡単なことではありません。

それでも、先々長いおつきあいを前提とする新しいお客さまとの出会いの為にも、どうであれ、必ずこの部分を把握・想定したした上で運営をスタートをする必要があるのです。


【関連動画】

[先々の運営のためにも開業時には開業者のテンションを平穏に保つ必要がある]

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