bh 飯島由敬・著書ご紹介–
オープン告知チラシは、どのくらい印刷しておくべき?
店舗開業では様々な販売促進用の紙媒体を制作する必要がありますが、開業時に最も重要なのはオープン告知チラシです。
オープン時に告知チラシは何枚印刷する必要があるのでしょうか?
「オープン告知チラシ、一般的にはどれぐらいの部数を印刷するものなの?」と街の印刷屋に尋ねると、「(一般的な中~大企業と同レベルの基準で)数万部ぐらいが一般的でしょうかね…」と返答してくるかもしれません。
何にも知らない開業者さんは、では「数万部でお願いします!」と発注したりすることも。部数が多ければ、もちろん印刷代も高額に。実際の額面に、「意外と高額、ヤバイな」とは思ったものの、「オープン告知だからやむを得ない」と発注。
オープンの1週前に慌てて制作し、直前でポスティングしたものの、肝心の配布人員がおらず自分一人で頑張ってみるものの、開業準備を間近に控えた状況の中、たった一人でのポスティングは頑張っても拡散能力は非常に低い。
やがてオープンを迎え、日々の施術業務。そのままポスティングはあまりできないまま2週間が経過。数年後、バックヤードには数万部用意したチラシが大量に残ったまま。開業時に発注したチラシの9割がゴミと化し、そのまま店のバックヤードに放置される。
なんて、失敗をする開業者さんも、それなりに存在します。
今働いているお店のバックヤードに、開業から何年も経過しているに、オープン当時の告知チラシが大量に残されていたりしませんか?
もちろんこんな失敗をしないために、重要なのは以下の2点のみ!
- チラシはオープンの2週前に確実に完成して手元に届いていること。
- 配布人員は何名体制なのか?それに応じて印刷部数を決めること。
チラシを配り始めるのは、理想的にはオープンの2~3週間前。そしてこのチラシはオープン2週間後になるともう必要なくなります。もし、部数が足りなくなれば、即、追加印刷をすればよいだけのこと!多く印刷しすぎると、そのままゴミを増やす危険性があるということです。
オープン告知チラシは、最も短命な紙媒体でありながら、開業時には最も重要なもの。だからといって、予算オーバーとならないよう、出費額の管理意識をしっかりと持ち、不要な出費をしないよう心掛けましょう。