bh 飯島由敬・著書ご紹介–
開業時点で、キャッシュレス決済は導入すべき?
開業する際に、キャッシュレス決済ができるようにするべきでしょうか?
キャッシュレス決済を導入しない場合は、「キャッシュレス決済をすると、決済会社に手数料を取られる」ことを理由にあげることが多いですね。
その手数料が、せっかく売り上げた額面を少なくしてしまうことに不満があるようです。
実際に、開業当初は決済システムを導入せずに運営をスタートした店では、新規に来店した客から「クレジットカードは使えないのですか?」と言われることが多いので途中から導入に踏み切った、という話を聞きます。
「意外にも、導入した後のほうが売上が伸びた・・・」という意見は非常に多いのです。
なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
その理由はいたってシンプル。客側の基準を想像してみましょう。
今のご時世、キャッシュレス決済は多くの人が当たり前のように、様々な買い物の決済に利用しているもの。
「1万円以上の決済は必ずカードを使う。1万円以下の決済は現金で払う。」このような使い分けをしている方もいますね。
キャッシュレス決済をよく使う人は、得られるポイント集めにも強い意識を持っています。
同じようにお金を払うのなら、ポイント還元などのお得感のあるキャッシュレス決済を使いたくなりますよね。
新たにお店探しをしている人というのは、まずHPなどで事前に店舗情報を閲覧し、お店の雰囲気、料金体系、駐車場の有無、オーナーの人物像などを慎重に吟味した上で来店や予約という行動をおこします。
その際に「キャッシュレス決済が出来る店かどうか?」を重要な判断基準として検討していることも多いのです。
「差し引かれる手数料がもったいない…せっかくの売上額が落ちる…」
こうした運営側の基準は本音はとして当然ですが、特に開業から半年の期間というのは、いかに新規客を来店させるかが重要な部分。
開業では、最初からキャッシュレス決済を使える店として準備することが、開業直後の来店数の明暗を分ける要素であるということを知っておきましょう。
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