bh 飯島由敬・著書ご紹介–
物件選びが失敗のきっかけとなる?
開業を目指す人が、起こしやすい失敗で最も多いのが「不動産物件の選び方」
安易に、「人通りが多いから好物件」「駅に近いから有利」「この場所なら勝てる」なんて、選び方をする人が多いのです。
よくある不動産物件選びの失敗は、こんな感じ。
- 自身の計画性よりも、大きすぎる面積の物件を選んでしまう。
- 自身の計画性よりも、小さすぎる物件を選んでしまう。
- 選んだ物件が設備不足により予想以上に工事の費用がかかってしまう。
- 不動産屋さんに何の交渉もせずに一気に契約に走ってしまい、早速家賃が発生、大急ぎ(やっつけ仕事)で工事を発注してしまう。
物件は客観的視点よりも、自分自身の計画性に合致する規模、自分が目指す運営方針に適合した立地でなければいけません。
客観的な見解ではなく、あくまでも「主観的な基準」がなければ、意味がありません。
物件を選ぶ前に、シナリオ(自分の計画)を明確にしたうえで、そのロケ地として最も適していると思える場を選ぶことが何より重要です。
物件を選ぶ際の最低限のチェックポイントは、
- 物件に狙いをつける上で、自分が果たしてどれぐらいのサイズ(広さ)の物件が適しているのか?
- 家賃がいくら以内でないと利益を効率的に上げることができそうなのか?
- 自分が出店しようとしている業種の場合、最低どれぐらいの設備が伴っていなければならないのか?
このような、物件を選ぶ際のチェックポイントを事前に知っているか否かで、将来の運営は大きく左右されます。
この物件選びという段階は、天国か地獄かを分ける大きな分岐点となります。
選ぶ物件次第で、その先の明暗が分かれるのです。
開業を目指す人は、物件探しの正しい基準を持ち、しっかり情報を収集することが必要です
ぬかりない行動をしつつ、自分に合った物件を探しましょう。