広報販促チラシって、何が書いてあると効果的？

広報手段としてチラシやリーフレットなどの紙媒体による告知はどの店も行っていますよね。
広報チラシに書かれている内容は、「料金割引のお知らせ」とか、「単なる店舗情報」などが、ほとんど。
例えば、
癒やしの空間でお待ちしております…
マイナスイオンを感じれる店内で…
極上の時間を提供します…
とかですかね。

けど、どうでしょう？
この様な文言を読んでお客様の心は動きますかね？
チラシを受け取った人が「この店に行ってみたい！」というモチベーションに繋がりますかね？

こうした紙媒体で何を表現すべきかを運営側のオーナーしっかり持っていないと、お金を費やして大量のポスティングを行ったとしても、すべては無駄金に終わってしまうかもしれません。

自分のお店にしかできないこととは何か？
自分のお店がどんなお役に立てるのか？
どんな得意技があるのか？
何故、お客様は自分の店を選ぶべきなのか？

こういったところに焦点をあてて、受け取り手に知らせていくことこそ重要です。

「老若男女、誰でも来てね！」
あえて、ファミリー向けという位置づけを目指してこういう発言をするのなら構いませんが、正直なところ、こういう全方向にむけての発信では必要な相手に届きません。

店側が「本当にお客さまのお役に立てたなぁ」と実感できるような客に対して、紙媒体を通して呼びかけを届ける必要があります。

以前は２週に１度のペースで美容室を利用していた素敵な女性が、今では子育てが忙しく、まとまった時間が取れず、２ヶ月に１度しか行けなくなっているとします。
ところが、自分の店だったらそんな不具合が解消できるはず。
そんな視点で考えたらどうなるでしょう？

ちょうど駅と住宅地の中間地点に位置する私の店なら大丈夫。
あなたのような、子育て奮闘中のお母さんを応援するのが私達の役目。
日々忙しいあなたのように、時間に際どい制限があっても大丈夫。
日常の隙間の短い時間でも、しっかり対応できる技量を持ってます。
突然時間が空いた時にでも使っていただけるようなお店でありたいと思ってます。
あなたのような方がいつでもご利用いただける様に、特別な予約体制を設定して運営しています。
是非、若かった頃の素敵なあなた自身の復活のお手伝いさせてください。
なによりも、若返りのプロとして、アンチエージングのメニューを沢山ご用意しています。

どうでしょうか？

このような特定の客層への明確な呼びかけが散りばめられていたら、
チラシを手にした対象となる人は、
「これって？私のことじゃん？なんだか、とても助かる。こんなこと考えてくれるお店もあるんだぁ。ちょっと試しに、行ってみようかな…」

という感じで、心が動くと思いませんか？

紙媒体は価格のお得感を打ち出し、来店の確率を少しでも上げるためのモノにあらず！
「下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる」的な広報活動はもう止めましょう。
きちんと相手の心に届くメッセージを含めた内容を工夫し、
「何故あなたがうちの店に来る必要があるのか」
これを上手に知らせていく作業が広報というものです。