bh 飯島由敬・著書ご紹介–
両親、親族からの資金援助は大いに受け入れましょう!
開業時に両親や親族からの資金援助を受けて開業する事例は少なくありません。
「親族からの協力は一切受けずにすべて自力でなんとかしたい。」
「援助を受けるなんて情けない。自身の力不足が恥ずかしい。」
まぁ、そう考える人もいるでしょう。
しかし、自力で高額な自己資金確保は難しいのです。可能であればありがたく援助を受けたいものです。
「親や親族からの援助を一切受けず、すべて自力でなんとかしたほうが、融資機関からよい印象を持たれるのでは?」
と思われる方も多いでしょう。
実は、融資審査側の見解は、案外そうではありません。
親が開業者に対して援助するという姿勢は、「開業者が親からも十分に信頼され、しっかり認められている人なのだろう」という判断に繋がります。
また自己資金+援助金の合算額を一括りに自己資金としてみなす傾向があります。
仮に、自己資金100万円+親族の援助200万円=合計300万円であれば、「300万」が自己資金とみなされます。
自己資金が多ければ、融資してもらえる額も多くなります。
自力で300万円貯めてきた人物のほうが優秀だと思われがちですが、実は必ずしもそうとは限らないのです。
親族といえども、開業に関しては第三者であり、「他人の協力者」という解釈になります。
他人が大金を投じてまで協力しようとするわけですから、開業者に対する信頼の証であるといえるのです。
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